ツイッターをECサイトのプロモーションに活用する目的とは?
ツイッターを商用活用しているECサイトは少なくありません。
ツイッターには140文字以内という制限があります。そのため、ブログなどよりも気軽に「つぶやく」ことができる点が人気の理由となっています。
個人として利用する場合には、あまり深く考えずにつぶやくことができます。
ブログやホームページの更新では、構成や読み手のことを考慮する必要もあるため更新するには多少の労力がいつ用となります。
ツイッターでは140文字以内という制限があることもあって、投稿する障壁が低いという気軽さが最大の売りであると言えます。
これをECサイトのプロモーションに利用するためにはどのようにすれば良いでしょうか。
もちろん、使い方はアイデア次第なのですが多くの商用利用のアカウントでは「新商品情報」などをつぶやいているケースが多く見受けられます。つぶやきとともに、該当商品を販売するURLも貼っておけば新たな間口としての機能も期待しているのです。
また、他の人にも情報を知らせたいと考えた場合にはリツイートという転送機能を使うことができるので、情報がどんどん拡散されていきます。
このような機能を使いこなすことによって、ECサイトのプロモーションが可能となります。
しかし、以前の記事でもお伝えしたとおり「ツイッターのフォロワーが見込み客となる可能性は2.2%」しかありません。一方で、その調査においては「サイト閲覧者が見込み客となる可能性は8%」でした。
参考:http://adage.com/article/btob/b2b-companies-teach-b2c-a-thing-marketing/291900/
売上を伸ばすためにつぶやいているECサイト運営者にとっては、このデータはかなり衝撃的なのではないでしょうか。
このことからわかることは、ツイッターの役割は「売上を伸ばすこと」ではないということです。
では、ツイッターをプロモーションとして利用する場合にはどういった目的で活用すれば良いのでしょうか。
このデータを紹介しているサイトによれば「ソーシャルメディアではユーザーの感情や反応を知ることができる」とあります。
つまり、ツイッターは売上を直接伸ばすというよりもユーザーが商品についてどのような印象を持っているかを測るツールと定義することができるのです。
ECサイト運営者が新商品情報をつぶやいたとしましょう。そこでリンクを貼っているにも関わらず、リンクURLのクリック率が低い場合にはユーザーがそもそも関心を示してくれなかったということなります。一方で、ツイッターからECサイトへの流入が多かったにも関わらず商品が売れなかった場合にはサイトのデザインなどに問題が潜んでいるのかもしれません。
また、フォロワーに対してECサイトの改善点などを聞いてみるということも可能です。このことは、双方向のコミュニケーションが容易となるツイッターの大きな特徴でもあります。
これらのことはすぐに売上に反映されるものではありません。ですが、このような「目的」があることを把握していればツイッターはマーケティングツールとして大きな武器となるのです。
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